投資顧問って何?

円安の影響で各投資顧問会社がオリンパス株価に注目

2011年11月に粉飾決算が明らかになったことで、オリンパスは一時大きく低迷しました。粉飾が発覚した直近のオリンパス株価は400円台まで下落しましたが、その後は円安の影響もあって上昇に転じ、2013年初頭には2,000円台まで回復しました。投資顧問会社の中にも、投資判断を「中立」から強い買い推奨を示す「コンビクション買い」を示すなど、注目を集めていました。

その主な要因としては、市場シェアが7割を誇る消化器内視鏡分野で新製品を発売した効果が大きかったことが挙げられます。さらに、円安によって輸出企業株価が全般的に好調を示す中、米国の各医療機関が同社への設備投資を積極的に行ったことで、オリンパス株価は成長性を伴った企業株として投資顧問会社から注目を集めたことも一因です。

時期を同じくして、同社は内部管理体制確認書を東京証券取引所に提出しました。粉飾決算発覚後、特設注意市場銘柄に指定されていた同社株でしたが、この指定が外れるとの思惑から、各投資顧問会社はもちろん、それまで投資を控えていた機関投資家もオリンパス株価に熱い視線を送り始めました。特に、大株主である米国の投資助言会社が社外取締役の形で就任したことで、適度の緊張感とプレッシャーが社内を引き締めていることも大きなアピールとなりました。

その後は円安という外部環境が一定の追い風となりましたが、同社の主力商品であるデジカメ等のコンパクト市場は縮小傾向が続いています。同業他社との提携によるシナジー効果もある程度の成果を見せましたが、収益性は依然低迷が続いています。リストラを含めた経費削減により一定の収益率改善は見せたものの、抜本的な回復は依然課題として残ったままです。